【80歳の壁】レビュー|幸せで楽しい80歳以降の過ごし方
こんにちは、たろうです。
今回は和田秀樹の「80歳の壁」を読み終えましたので、レビューしたいと思います。
本書は幻冬舎新書から刊行されている本で、幸せで楽しく前向きに80歳の壁を越えていくにはどうしたらいいのか、が書かれています。
非常に読みやすく書かれており、サクッと読めてしまいます。
内容としてはどこかで聞いたことあるようなことが多く書かれておりますが、改めて読むことで「自分に自信をもって生きていけばいいんだ!」と感じるのではないでしょうか。
個人的には60歳以降の方が読むとなお一層内容が入ってくるのではないかと思いましたが、僕のように40代前半では「まだまだ先のこと」ととらえてしまうかもしれません。
それでは本書の内容と私が感じたことを書いていきたいと思いますので、是非お付き合いよろしくお願いします。
80歳の壁|内容
Amazonでの本書の紹介文は以下の通り。
人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます! 40、50、60代の老親をもつ世代も必読。
Amazonより引用
なるほど、先ほど40代の僕が読むのは少し早いかもしれないと書きましたが、我々のような老親を持つ世代も必読でした。
うちは両親とも健康で元気に暮らしておりますので思い至りませんでした。
本書は6つのパートに分かれています。
- プロローグ80歳の壁を越えていく
- 第1章医者・薬・病院の壁を越えていく
- 第2章老化の壁を越えていく
- 第3章ボケ・認知症の壁を越えていく
- 第4章高い壁を低くするヒント
- エピローグ人生100年の壁も超えていく
プロローグでは本書で書かれていることがさっとまとめて書いてあります。
プロローグとエビローグだけ立ち読みするだけでもいいかもしれませんw
本書で書かれている要点をまとめるとこうなります。
- 80歳過ぎたら我慢をしない、という生き方
- 80過ぎて健康診断を受けると寿命が縮まる
- 80過ぎたら大概病気を持ってる、治そうとするより共に生きよう
- 食事も興味あることも運転も我慢せずにどんどんやろう
ほかにもたくさん書いてありますが、80歳まで生きてこれたんだからいまさら健康のために我慢しても仕方ない。
むしろ我慢することによって身体が動かなくなり頭も動かなくなってしまい健康を害する原因になってしまいかねない。
というようなことが延々と書かれています。
全部が全部賛同できるわけではない(現在40代なので)ですが、言わんとするところはよくわかります。
きちんと内容を理解したい方、現在介護している方など、もし興味を持たれたら一度本書を手に取って実際に読んでみるといいかもしれません。
80歳の壁を読んで感じたこと
非常に読みやすい本でした。
そして内容がスッと入ってくる、読んだあと一種の爽快感がありました。
というのも特に意識してないけど本書に書かれてることは僕の考えに近いんよなあ、と感じたからです。
といっても全部が全部ではありません。
僕って貯金額(資産)が先月よりも1円でも増えていることに喜びを感じるタイプなんですが、死ぬまでに使い切っちゃうなんてことができるのだろうか?と今からでも思ってます。
資産がたくさんあって使い切れないって意味じゃないですよ?
普通の貧乏サラリーマンですし。
そうじゃなくて、「まだ生き延びちゃうかもしれないのにお金を使い切っちゃう」ということができないんです。
減ることに一種の恐怖を感じるんです。
これはどうしようもないんです。
同僚にも死んでもあの世に持っていけるわけじゃないんだから、と言われますが果たしてそうでしょうか。
死んだときの貯金額があの世で使えるお金に直結しませんか?
僕はあの世でも資本主義社会が続いていると思ってます。
その時の資産額は死んだ時点での資産額になると思ってます。
死ぬ前に使い切っちゃったら死んだ後の世界でえらい目にあうはずです。
僕はたぶん地獄行きなので閻魔様に袖の下を渡さなければ天国に行けません。100万円くらいで済めばいいけど。
それに三途の川を渡るときもお金要るっていうじゃないですか。
その時のためにも貯金を残しておかないといけないんです!(ドヤ)
話がそれました。
本書を読んで思ったのは、今まで通り当たり前に過ごしていることに感謝をして、毎日が幸せと感じながら笑顔で健康に過ごす。
そしてたまにマックやコメダに入ることにワンランク上の充実感を感じつつ、読書をする自分に酔いしれ、意識高い俺どう?みたいなマウントをとる。(誰に?)
楽しめることを楽しむ。
そんな風に今後数十年過ごしていきたいなあと思いました。
まとめ
本書には今後伸びていってしまうであろう平均寿命、自分で動けなくなってから実際に死んでしまうまでの期間がどんどん広がってしまうのですが、それをうまく乗り切るためのヒントがたくさん書いてあります。
だいたい知ってるよという内容ですが、改めて読むことによって意識が変わると思います。
- 我慢をしない
- 思うように生きる
- 毎日を楽しむ
これらを意識して今興味を持っていることにどんどんチャレンジしたいと思います。
それでは、失礼いたします。